予測の読み方

2050年の仕事がどうなっているかは、だれにも確実には分かりません。このサイトは、未来を言い当てるためではなく、考えるための材料を並べるためにあります。

情報のラベル

このサイトのどの情報にも、何に基づいているかを示すラベルがついています。

  • 統計:国などが調べた、今の実際の数字です。調査年や、だれを調べたものかもあわせて書きます。
  • 参考値:年収の統計がない職業で示す、おおよその収入です。動画クリエイターやプロスポーツ選手などは、業界団体や民間の調査などから「多くの人が入る幅」を示します。警察官や市役所の職員などの公務員は、国が公表している月々の給与と賞与の支給月数から、編集部が年収の目安を計算します。どの資料もない職業は、仕事の内容が近い職業の統計から目安を示します。どの場合も、計算方法や使った資料をあわせて書きます。統計ほど確かではありません。
  • 編集部の見立て:根拠をもとにした、編集部の判断です。数字の予測ではありません。
  • 架空の一日:2050年の様子を想像して書いた物語です。予測ではありません。

「今」と「2050年」

見出しの横には「今」か「2050年」のタグがつきます。今の統計と未来の見通しを取り違えないためです。

AIの影響は、職業ではなく業務で考える

ひとつの職業には、たくさんの業務(仕事の中身)があります。このサイトでは業務ごとに「AI・ロボットが中心」「AIと協働」「人が中心」の3つに分けています。

ある業務をAIが担うようになっても、その職業がなくなるとは限りません。業務の組み合わせが変わり、人の役割が変わることも多いからです。このため「AIに奪われる確率」のような数字は出しません。

収入の見方

  • 今の収入は、公的な統計をもとにしています。平均値か中央値か、税込みかどうか、だれを調べたものかを必ず書きます。
  • 統計の多くは、会社などに雇われている人だけを調べたものです。開業医や自分の店を持つ美容師のように、独立して働く人の収入は含まれません。
  • 2050年の収入は、金額では示しません。25年近く先の給料を円の単位で言い当てることはできず、金額を出すと実際よりも確かに見えてしまうためです。代わりに、今と比べて上がるか下がるかを7つの段で示し、条件の違う3つのシナリオで「どうなれば、どう変わるか」を説明します。
  • 上がる・下がるは、物価の上昇を差し引いた実質で考えます。物価が上がると、同じ1万円で買えるものが減るためです。
  • AIで仕事が速くなっても、収入が上がるとは限りません。仕事を求める人の数、働く人の数、国の制度、お客さんの好みなど、多くのことで決まります。

「2050年、収入はどう変わる?」の見方

「2050年、収入はどう変わる?」では、それぞれの職業で、2050年の収入がその職業の今の収入と比べてどう変わりそうかを、7つの段に分けています。ほかの職業と比べた順位ではありません。

収入は、物価の上昇を差し引いた実質で比べます。2050年に給料の額面が増えていても、物価も同じだけ上がっていれば「ほぼ変わらない」です。

段の目安は次のとおりです。これは段を分けるための定義で、予測の数字ではありません。

  • 大きく上がる:3割以上 上がる
  • 上がる:1.5割〜3割ほど上がる
  • 少し上がる:0.5割〜1.5割ほど上がる
  • ほぼ変わらない:上下0.5割以内
  • 少し下がる:0.5割〜1.5割ほど下がる
  • 下がる:1.5割〜3割ほど下がる
  • 大きく下がる:3割以上 下がる

見立てには幅があり、各職業のページで「幅:少し上がる〜上がる」のように示します。25年先のことなので、どの見立ても不確かさを含みます。段は「いちばんありそうな中心」、幅は「ありうる範囲」として読んでください。

あわせて、2050年にその仕事を求める人が増えるか減るか(需要)も5段階で示します。需要が増えても、国が値段を決める仕事や、担い手が増えて競争が激しくなる仕事では、収入が伸びにくいことがあります。そのため、需要と収入は分けて示しています。

予測が変わるとき

前提となる状況が大きく変わったときは、見通しを見直します。変えた内容は「更新履歴」に記録し、前の見通しとの違いも書きます。